彼の顔を見てしまうと決心が鈍って、
このままの関係でもいいんじゃないか、
なんて思ってしまって、私の言いたかったことが、
きちんと、伝わっているかどうかはわからないけれど。

彼は、
「ちゃんとしようってことでしょ?
 だったら、終わらせるんじゃなくてやり直そう。」
って言ってた。
でも、きっと今の彼とやり直しても、
傷つけて、傷つけられて、
彼と過ごした楽しかったことや、
彼のいいところを思い出せなくなりそうなので、
「終わりにしよう。」って言った。

帰り際、
「涼が待つって言ってくれたから、安心してたんだ。
 全然、変われてなかった。
 ごめんな。
 でも、
 俺の涼を好きな気持ちは変わらないから、
 涼が、俺を必要だと思えたときには、
 絶対言ってくれ。
 その時は、ちゃんとやり直そう。
 じゃあな。」
って、言って別れた。





一晩たって、実感がわいてきたのかなぁ。
ベッドから、起き上がれなかった。
涙が、次から次から溢れてきて止まらなかった。
中途半端な関係の中で、
自分の気持ちが分からなかったけれど、
彼のことが大好きだった。
認めることを、負けみたいに思ってただけ。
私は、自分の気持ちに素直になることもできない癖に、
彼が、自分の思うようにならないと、
気が済まない、ただの子供だったんだね。

一年十ヶ月、彼の隣にいることができて幸せだった。
涼って、名前を呼んでもらうのが大好きだった。
私が、彼にとても支えられてたように、
私も、彼のことを支えられていたかな?





今まで、ありがとう。

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涼

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